OMPHOBBY M2
OMPHOBBYのM2についての補足情報等、紹介いたします。
M2の最新機種 M2 2020版とM2 Exploreが登場
M2の最新機種 M2 2020版とM2 Exploreが登場しました。
これに伴い、旧機種(2019版)は生産終了となります。
詳しい情報は順次記載してまいります。
旧機種とある程度互換性がありますので、部品の流用が可能です。
旧機種をお持ちの方は旧部品のストックがなくなった場合も、新部品への移行が可能です。
※注:旧部品から新部品へ移行する場合はまとまったユニット単位で交換が必要な場合もあります。
※販売される最新機種 M2 2020版とM2 Exploreは予告なく仕様変更されることがあります。
M2の特徴
このM2はデュアルブラシレスモータ仕様でメインローターとテールローターをそれぞれブラシレスモータでダイレクトに駆動させます。
メインギアを持たないこの構造は駆動音が大変静かで、フライト時に聞こえるのはローターの風切り音ぐらいと驚きです。(※1)
また、ダイレクト駆動にすることで従来のヘリコプターと比べて部品点数も少なくなり、メンテナンス性にも優れています。
※1)M2はフライト時の回転数が高い為、風切り音が気になるかもしれません。
ダイレクトドライブのメリットとデメリット
ダイレクトドライブのメリットは何と言ってもギア変速機を使う機体より駆動部品が少なくメンテナンス性に優れている点でしょう。その反面、ギア変速機を使う機体はモータを小さくできますが、ダイレクトドライブの機体はどうしてもモータが大きくなり機体重量が増えます。同サイズの他の機体と比較すると重く感じるかと思います。
通常、重量アップは機体の動作を鈍くします。M2ではこの問題を解消するため、通常よりヘッド回転数を高くし運動性能を維持しています。高い回転数にも十分に耐えられるようフレームはメタルベアリングブロックとカーボンファイバー素材を使い丈夫でしっかりとした構造に仕上げています。高い回転数でフライトさせるためフライト時間が気なると思いますが、ダイレクトドライブは駆動系が少なくエネルギー効率が良いので、標準バッテリーで最大4分の3Dフライトが可能となっています。
機体重量(フライト重量)ですが、旧バージョンのM2は312g、M2 Exploreは306g、M2 2020は315gです。
M2 Exploreaは1部プラスチック部品を採用することで軽量化を実現しています。
![機種の比較](./image/newM2_d001.jpg)
M2 2020
M2 2020版は旧機種(2019版)からESC/フライトコントローラー、テールブーム&テールブームマウント、
テールモータマウント、ランディングギアを一新したニューモデルになります。
機体カラーは従来と同じイエロー(Racing
Yellow)、オレンジ(Charm Orange)、そしてブルーに代わり新たにパープル(Dull Purple)の3タイプが用意されています。
M2
Explore
M2
ExploreはM2 2020版のローコストバージョンとして新たに用意されました。
体カラーはイエロー(Racing
Yellow)、オレンジ(Charm Orange)、グリーン(Crystal Green)の3タイプが用意されています。
キャノピーは
Explore用に新たにデザインされ提供されています。
M2
Exploreのコストダウン内容
CNC削り出し金属部品から射出成形プラスチック(樹脂)部品に変更しています。
変更部品はメインローターグリップ、スワッシュプレート、サーボケース等になります。
新部品の紹介
![ESC/フライトコントローラー](./image/M2_Explore_d1.jpg)
ESC/フライトコントローラー
M2 2020版とM2 Explore共通で搭載される新製品です。
2019版からESCが改良され、フライトコントローラーの仕様が一部変更になっています。
2019版のフライトコントローラーではパラメータ設定値は非公開でしたが、2020版の新しいフライトコントローラーでは各パラメータ値を調整できるようにオープンにしています。
これにより様々なフライトスタイルに合わせた詳細な調整が可能になり、より多くのフライヤーの要望にフレキシブルに対応できるようになりました。
基本動作、キャリブレーションその他の使い方は従来品と同じです。
![ランディングギア](./image/M2_Explore_d11.jpg)
ランディングギア
このランディングギアはより高い耐久性のあるナイロン素材で作られています。
以前のバージョンで採用されたカーボン製のパネルに比べて、より柔軟になりました。
テールブーム
2019版では丸形のカーボンファイバー製テールブームでしたが、
今回採用されたテールブームは断面をちょうど水滴を逆さまにした様な形状のデザインにしています。
また、素材は高い耐久性のアルミ合金の押し出し加工となっています。
この形状にすることでテールブームを垂直方向に正確に固定するを可能にしました。
![テールブームマウント](./image/M2_Explore_d13.jpg)
テールブームマウント
2019版では2個の部品で構成していましたが、今回のバージョンから一体型になりました。
このテールブームマウントは一体型CNC加工することで耐久性と信頼性の高い位置決めで
しっかりとテールブームを固定することを可能にしました。
また一体型でありながら、6面の構造をギリギリまで削ることで軽量化を実現しています。
![テールモータマウント](./image/M2_Explore_d14.jpg)
テールモータマウント
テールモータマウントと垂直翼を直接固定する構造は軽量化を実現するために新たに設計されました。
アルミプレートを統合することで剛性と耐久性を高めています。
※上写真はM2 Exploreのテールモータマウントです。
※M2 2020版では各色に合わせてアルマイト加工されています。
![サーボ](./image/newM2_d002.jpg)
サーボ
M2
2020版とM2 Exploreのどちらのサーボもギアはメタルギアを採用しています。
M2
2020版のサーボはオール金属CNC仕様で耐久性はもちろん、見た目も美しく仕上がっています。
M2 Exploreのサーボはコストダウンの為、ケースを金属から樹脂に変更しています。
M2
2020
![M2 2020](./image/M2_2020_d7.jpg)
M2
Explore
![M2 Explore](./image/M2_Exp_d7.jpg)
メインローターグリップ
M2
2020 は旧バージョンと同じくCNC削り出しのメタルパーツで耐久性がよく、見た目もよいです。
M2
Exploreはカーボン複合素材の射出成形プラスチック部品となります。
スワッシュプレート
M2
2020 は旧バージョンと同じくCNC削り出しのメタルパーツで耐久性がよく、見た目もよいです。
M2
Exploreはカーボン複合素材の射出成形プラスチック部品と金属性のアッパーリングの複合部品になります。
メインモータ&テールモータ
M2 2020とM2 Explore、同スペックの部品になります。
M2
2020 では各色に合わせてアルマイト加工されてたメインモータとテールモータが取り付けられます。
M2
Exploreではメイン、テールともに黒色のモータが取り付けられます。