TX16S MAXはマルチプロトコルFRを内蔵したOpenTX対応の16チャンネル送信機です。汎用性が高く、ヘリコプター、ドローン、飛行機と幅広く対応可能です。この送信機一つで色々なモデルに対応できますので大変便利です。汎用性が高い反面、設定方法も色々なパスが存在し最初は少し複雑に感じるかもしれません。しかし、機種ごとにプロポを変更したり、プロポごとの設定や操作を確認する必要はありません。一旦このTX16S MAXに慣れればこれほど便利で使いやすプロポはないと感じることでしょう。TX16S MAXを購入しましたら内容物を確認しましょう。フライトデザインで購入したTX16S MAXは上記のほか日本語説明書、ビギナーズマニュアル、18650リチウムイオン電池(2600mAh)が付属しています。※ビギナーズマニュアルが新たに追加されました。ビギナーズマニュアルの内容はヘリコプターのブレードNanoS2を例に設定手順を順番に説明しています。他の機種でも設定の要領は同じですので参考になるかと思います。※18650バッテリーケースは送信機背面のバッテリー収納スペースに入っています。付属のバッテリー18650リチウムイオン電池(2600mAh)は最初に充電する必要があります。送信機の充電機能で充電、あるいは専用充電器で充電することができます。※18650リチウムイオン電池は必ず18650リチウムイオン電池に対応した充電器で充電してください。フライトデザインで販売している18650型充電池用充電器(1本/2本充電用)で充電ができます。 上写真は別売の18650型充電池用充電器になります。送信機の充電機能で充電する場合は付属のUSBーCケーブルを使いTX16S MAXの下部のコネクタにから充電します。付属の説明書(ぺら)の注意事項をよく読み充電を行ってください。USB ACアダプターは1.5A以上流せるアダプターが推奨されています。※充電には1.5A以上のACアダプターをご用意してください。TX16Sをお使いになる前に最初にTX16Sの電圧監視システムの設定と電圧較正を行う必要があります。この操作は充電済みのバッテリーでも必要ですので必ず行ってください。1)バッテリーの準備18650バッテリーケースに18650リチウムイオン電池(2600mAh)を挿入します。挿入時には付属のオレンジ色のテープを電池の下に敷いて電池の向きをよく確認してから挿入して下さい。バッテリーの挿入時、硬く入れにくいですが、ばねの方向に強く押し込むと簡単に入ります。※無理に入れバッテリーを傷つけないようにしてください。2)バッテリーの電圧チェックバッテリーをケースに入れた後、バッテリーの電圧を計測して下さい。測定した値はこの後、電圧の較正の為に使用します。電圧の測定にはテスターなどで計測する他、測定ツールで計測します。3)バッテリーを収納して電圧を較正します。各ボタン(キー)の配置バッテリーを収納を収納しましたら、TX16S MAXの電源を入れましょう。電源スイッチは送信機中央の電源SWボダンです。電源のONは電源SWボダンをシステムが起動するまで長押しして下さい。起動画面電源のOFFは同様に電源が切れるまで長押しします。終了画面送信機の電源を最初にいれる際の手順や注意事項の詳細は付属の説明書の「初めての起動」(16ページ)から記載されていますのでよく読んで下さい。※ページ番号は付属する説明書の版により変更されることがあります。各スイッチ類やスティックが所定の位置(OFFのポジション)にない場合、ワーニング(警告)がでます。この場合は各スイッチ、スティックの位置を所定の位置にして下さい。送信機が起動したら送信機は液晶画面は通常画面を表示します。通常画面の表示内容やデザインは好みに合わせて編集可能です。送信機の設定や操作を覚えたら自分なりのカスタム画面に編集しましょう。「SYS」キーを長押ししてシステム設定を表示させます。システム設定の画面は下写真のような画面です。画面の一番上にページを表すアイコンが並びます。ハイライトされているアイコンが選択中のページを示します。その下にページのタイトルが表示されます。各ページは「PEAG>」キーと「PEAG<」キーを押して変更します。上部のアイコンを見ながら操作して見てください。「PEAG>」キーで右に移動、「PEAG<」キーで左に移動します。「RTN」キーを押すと最初の通常画面にもどります。各設定値の設定方法1)「PEAG>」キーと「PEAG<」キーで設定値を変更したいページを選択します。2)ジョグダイヤルを回して編集したい項目を選択します。3)ジョグダイヤルを押します。(ジョグダイヤルはボタンとしての機能があります。)4)ジョグダイヤルを左右に回して設定したい値にします。5)確定しましたら、もう一度ジョグダイヤルを押します。操作方法を理解しましたら、付属の説明書の「バッテリー電圧の調整」の項目を読んでシステム設定を行って下さい。バッテリの設定が終わりましたら送信機の電源をオフにして下さい。送信機の電源をオフの状態でUSBケーブルを使いTX16S MAXの下部のコネクタにから充電して下さい。充電が開始されますとTX16S MAX中央のLEDが緑色に点灯します。充電が終了するとLEDが消灯します。充電が終了しましたらケーブルを送信機から外して下さい。※充電中は目を離さないようにして下さい。TX16S MAXの各ボタン(キー)の意味と使い方各ボタン(キー)の配置、意味と使い方を覚えましょう。初期設定ですでに一部のキーの操作は大体お分かりになったと思いますが、おさらいします。特に左に並んでいます「RTN」キー、「PEAG>」キー、「PEAG<」キー、「TELE」キーの配置は覚えおきましょう。キー(ボタン)の下に文字が書かれています(エンボス状)が、同色ですので見えにくいです。電源SW:電源のON、OFFを行います。長押しが基本になります。途中でボタン外すと操作はキャンセルされます。「SYS」キー:システム設定を行います。長押しでシステム設定画面に移行します。「MDL」キー:モデル設定を行います。長押しでモデル設定画面に移行します。「RTN」キー:各操作から復帰する時に使います。「PEAG>」キー:ページの右移動「PEAG<」キー:ページの左移動「TELE」キー:インターフェース&画面レイアウトの設定時に使います。長押しで設定画面に移行します。送信機の起動後の通常画面送信機の通常画面は表示したい情報やレイアウトの編集ができます。編集はTop bar(トップバー)、Main View(メインビュー)それぞれで行います。Main Viewは複数用意することができ、通常画の表示時に「PEAG>」、「PEAG<」キーで切り替えることができます。「TELE」キーを長押ししインターフェース&画面レイアウトの設定画面に移行します。ページは左から[User Interface]、[Main View]、[Add main view]と並びます。Main Viewは作成した数だけ、Main View1、Main View2、Main View3と並びます。Main Viewの追加Main Viewの追加は「PEAG>」か「PEAG<」キーでAdd main viewのページを選択します。その後、ジョグダイヤルを押すと新しいMain Viewが追加されます。Main Viewの削除Main Viewの削除は「PEAG>」か「PEAG<」キーで削除したいMain Viewを選択します。その後、ジョグダイヤルを回して「Remove Screen」を選択し、ジョグダイヤルを押すとMain Viewが削除されます。User Interface(ユーザーインターフェース)User Interfaceではテーマの変更の他、前景色や背景色の変更などが可能です。また、Top bar(トップバー)の設定が可能です。テーマの変更「PEAG>」か「PEAG<」キーでUser Interface(ユーザーインターフェース)を選択します。その後、ジョグダイヤルを回して「Theme」を選択しジョグダイヤルを押します。続いて変更したいテーマを選択します。(現在のバージョンでは赤基調のものと青基調のものの2種類になります。)目的のテーマを選んでジョグダイヤルを長押しすればテーマが変わります。テーマ変更後の画面ビギナーズマニュアルを参考にブレードNanoS2の設定を行いたいと思います。操作のおさらい各モデルの設定は「MDL」キーの長押しで設定画面に移動、設定したい項目のページを「PEAG>」キーと「PEAG<」キーで選択ジョグダイヤルを回して項目の選択、ジョグダイヤルを押し設定値の入力が基本になります。通常画面(1つ前の操作)に戻るときは「RTN」キーを押します。ジョグダイヤルのボタン機能についてジョグダイヤルにはボタンとしての機能があり、操作はクリック(短く1回押す)と長押しの2種類の操作があります。ジョグダイヤルのボタン機能はボタン式インターフェースの「ENT」キー(Enterキー)に該当したインターフェースになります。下の写真はボタン式タイプのインターフェースで3つのボタンが並んでいます。ジョグダイヤルの左右の回転が、+キーと−キーで、ジョグダイヤルのボタン機能が一番したの「ENT」キー(Enterキー)になります。OPEN TXの説明で出てくる「ENT」キーはジョグダイヤルのボタン機能と理解してください。最初のステップは新規機体登録です。送信機の電源を入れ、起動し操作できる状態にします。最初に通常画面(メイン画面)の状態でジョグダイヤルを長押ししてModel Selectを選択します。モデル選択の状態で再びジョグダイヤルを長押しして新規機体を作成します。操作の詳細は日本語説明書では「4.3 モデル選択」をご覧ください。ビギナーズマニュアルの場合は「5 新規機体を登録する準備」〜「6 通常画面の登録」の作業を行ってください。機体の作成後は画面表示をビギナーズマニュアルに合わせて下写真のようにレイアウト編集を行います。※ビギナーズマニュアルに合わせて説明しています。画面レイアウト等はご自身の好みでカスタマイズしてください。※下写真は設定が終わった状態です。新規機体登録後の状態とは異なります。ここまでの作業は各機体の設定を保存するための空箱を用意した状態です。これからいよいよ機体の設定に進みます。モデルセットアップ機体の新規登録が終われば次は機体の各種設定を行っていきます。「MDL」キーを長押ししてください。最初にMDEL SETUPのページが表示ざれます。モデル名が新規に作成したModelXX(XXは作成する毎にカウントアップする数字が入ります)となっていると思います。もし違っていましたらModel Selectで新規作成した機体を選んでください。ここではデル名、モデルイメージ、タイマー、サーボリミットの設定を行います。操作の詳細は日本語説明書では「4.4 MDEL SETUP (モデル設定)」をご覧ください。ビギナーズマニュアルの場合は「7 MDEL SETUP の設定」の作業を行ってください。デル名:BLADE nanoS2モデルイメージ:NanoS2.pngタイマー:ダウンタイマーで4分を設定サーボリミット:Extended limitsの□をチェック(塗りつぶし)の状態にします。SDカード(microSDカード)の取り出しについてモデルイメージのイメージデータは前もってSDカードに書き込む必要があります。SDカードは送信機下部の充電時に使用したUSB端子の右側にあります。SDカードの端を指の爪でカッチと音がするまで奥に押し込むとフックが外れ取り出すことができます。SDカードの挿入時もカッチと音がするまで押し込んでください。※SDカードは端子が下の写真の様に上になるようにしてください。※SDカードの取り出し、挿入は送信機の電源OFFの状態で行ってください。SDカードにデータの書き込みを行う用意する機体の写真は192×114以下になるように編集ソフト等で加工してください。データの保存形式はPNG もしくJPE で保存してください。データの準備ができましたらデータをSDカード内のIMAGE フォルダにコピーします。