オリジナルのキャノピーが欲しいと考えておられる方、
ご自分でキャノピーを塗装してオリジナルのキャノピーを作ってみるのはいかがですか？
そんな場合、FRP製キャノピーなら再塗装が可能です。
ちょっと、手間がかかりますが自分オリジナルのキャノピーは格別です。
（忍耐が必要です）
再塗装の方法を少し紹介いたします。

再塗装の手順

１）元の塗装をヤスリがけして塗装を全てはがします。

ここまで、塗装をはがすのは大変です。
この作業、忍耐が要ります。


強度に不安がある部分はガラスマットとFRP樹脂で補強します。
この補強により、塗装のひびや割れを軽減します。


キャノピー固定の穴もこのこの時点で開けておきます。
塗装後、塗装面を気にしながら穴を開けるより、
この時点で作業する事をお勧めします。


ついでに、空気穴も開けます。
この辺も、既製品に無いオリジナルならではの手間のかけ方です。

２）プラサフを塗装（FRP対応のプラサフをご使用ください）
凹みや傷が気になる場合、パテで修正して再度プラサフを塗装





写真は白色のプラサフを塗装したところです。

３）本塗装
ご自分の好きなデザインで塗装します。

先ずはベースとなる色で塗装します。今回は白で塗装しました。
プラサフと同じ白色なので、写真ではプラサフと変わらないように見えますが、
本塗装の白でつやが出ています。




この後、窓の部分を黒く塗装します。



マスキングテープは場所により、使い分けます。
窓の部分は曲面が多いので、縁取りに細いマスキングテープを使います。
その後、太目のマスキングテープを使用すれば曲面も簡単にマスキングできます。



上写真はマスキングしたところ。
これで窓以外に塗料が付かなくなります。



窓の塗装終了。



塗装が終われば、半乾きの状態でマスキングテープをはがします。
あまり乾燥させ過ぎると、テープをはがすとき塗装面が割れることがあります。
この状態でよく乾燥させます。

後はデーカール等を貼ってオリジナルデザインの出来上がり。
デーカールは市販品のものを組みあわせてみました。

４）仕上げはウレタンクリアで塗装します。
ウレタンを使えばつやがあり綺麗な仕上がりになります。
また耐久性に優れていますのでウレタンクリアがお勧めです。

市販品のデーカール等を使うと、意外と簡単にデザインできます。
全て、塗装すると大変ですよね。細かい部分はデーカールを使用します。
どうです？ちょっとした工夫でオリジナルデザインのキャノピーが出来上がります。
皆様も挑戦されてはいかがですか？

塗装例

単色だけでは面白くないという方は２色塗りに挑戦するのも良いかと思います。

手順は最初にベースとなる色で全体を塗装します。
その後、ベースの色がよく乾いてから、アクセントになる色を綺麗にマスキングして塗ります。
要領は窓の色の塗装と同じです。
ライン取りは細いマスキングテープで行います。
左右のバランスを確認しながら、左右同じ様にマスキングします。

１）直線を使った２色塗り

上写真は直線のみのデザインによる塗り分けになります。
ベースは白色、アクセントにキャラメルイエローを使用してます。

２）曲線を使った２色塗り

上写真は一部、曲線を使ったデザインになるため、マスキングが直線に比べ難しくなります。
ベースはキャラメルイエロー、アクセントに赤色を使用してます。