サーボについて
サーボには入力パルスの処理の違いによりデジタルサーボとアナログサーボがあります。 現在、主流はデジタルサーボでアナログサーボはほとんど見かけなくなりました。 サーボの基本的な構造は同じですので、仕様が合えば何方を使っても問題ありませんが それぞれの特徴を理解しでお使いください。 アナログサーボは入力信号をアナログ回路によりサーボモータを制御しますが、 デジタルサーボは入力信号をいったんマイコンに取り込み高速&最適に処理しサーボモータを制御します。 その為、デジタルサーボの方がサーボモータへの反応が速く、モータの動きもスムーズになります。 デジタルサーボはアナログサーボに比べ高い分解能と保持力があり、 性能面ではデジタルサーボの方が有利です。 デジタルサーボは性能は良いのですが、その一方、消費電力が高くなりる傾向があります。 消費電力を抑えたいとき等はアナログサーボを使た方がよい場合もあります。
サーボの修理
06BBを例にサーボの修理について紹介します。
ヘリコプターを墜落させ、サーボに激しい負荷がかかるとギアの歯が欠けるなど、壊れることがあります。
サーボの動作がおかしい場合は、ギアの歯が欠けている可能性があります。
ギアの歯が欠けている場合はギア交換をしましょう。
@サーボに貼り付けているシールをはがします。
はがしたシールは再利用しますのでビニル袋等に一旦貼り付けておきます。
Aギアケースを開けます。
06BBはネジは無く単にケースをはめ込んでいるだけです。
カッター等で接合部分をこじ開けるようにギアケースを開けます。
※カッターを使う場合、あまり奥に入れないようにします。
ある程度、隙間をあけると簡単に外せます。
下写真はケースを外した状態です。
Bギアの交換 06BBの場合の交換用ギアはW-060,W-060BB,W-084用ギアセット(型番W-10304)を使用します。
ギアを取り外す時にどのギアが何処に使われていたか、分かるように取り外します。
※ギアの種類は全て違います。ギアの取り外し順番をおぼえておきましょう。
交換用ギアはギアの取り外しの逆の手順で戻していきます。(ギアは全て新しいものに交換します)
Cサーボギア用グリースを塗る
ケースを閉める前に、サーボギア用グリースを塗ります。
下写真は金属、プラスチックギア両対応のサーボ用グリースです。
06BBはプラスチックギアですので、必ずプラスチック対応のものを選んでください。
グリースは満遍なく塗ってください。 下写真はグリースを塗った状態です。
Dサーボケースを元に戻します。
ケースを元にもどした後シールを貼り直すのですが、シールの接着力が心配なので、
カプトンテープを貼ります。
※テープを貼る前にはサーボケースをよく脱脂してください。 次に、この上から元のシールを貼ります。
これで、完成です。
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