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ヒューズSXを楽しもう

 
ヒューズSX(HUGHES SX)の情報のページです。
ご購入する前の参考にしてください。
またご購入後のアップグレードやその他、色々な楽しみ方の参考にしてください。
 

ヒューズSXを楽しもう!

ヒューズSX(HUGHES SX)は下の写真のような化粧箱に入っています。
箱の形状から判断すると、ブラックエディションの写真が前で、ホワイト/ブルーバージョンの写真が後ろです。

HUGHES SXの黒の写真側
上写真:ブラックエディションの写真

HUGHES SXの青と白の写真側
上写真:反対側を見るとホワイト/ブルーバージョンの写真

化粧箱側面

ヒューズSX(HUGHES SX)の入っている箱はホワイト、ブルー、ブラック共通の化粧箱になっています。
何が入っているかは側面のチェックを確認する必要があります。
先ずは自分が購入した色の機体かどうか側面を見て確認だ!
上から、ブラック、ブルー、ホワイトの順に機体の写真とチェック項目があります。
上写真はブラックがチェックされていますのでブラックエディションです。


箱を開けると

箱を開けると、ヒューズSXの取り扱い説明書が入っています。
遊ぶ前に、必ず説明書を読みましょう!

セット内容

セット内容の確認です。
中にはヒューズSX本体、送信機、リポバッテリー(1個)、精密ドライバー、単三乾電池4本が、入っています。欠品が無いか、必ず確認しましょう!

ヒューズSX本体

上写真はヒューズSX本体です。単三乾電池と比較しても分かるように大変小さな機体です。
プラモデルみたいな機体です。

※送信機は日本向けにモード1に設定されております。
そのまま、ご使用いただけます。

説明書を読んで、大体の構成が理解できたところで次はフライトの準備です。
買ったばかりのリポバッテリーは充電が必要です。
早速、充電です。送信機の裏側にリポバッテリーを充電する端子があります。

リポバッテリーの充電

リポバッテリーには逆挿し防止の溝があります。溝を合わせて写真のように充電端子にリポバッテリーを差し込んでください。(逆挿ししても壊れることはありませんが、充電できません。よく確認してください)
充電中は緑のLEDが点灯します。LEDが消えると充電完了です。
送信機の電源は必ずONにしてください。ONにしないと充電できません。
※充電時間はバッテリの使用状況により異なります。

送信機の電源スイッチ

電源スイッチは上写真の位置にあります。


この充電方法は最初はいいアイデアのように思えたのですが、実際に使うと何かと不便です。
複数バッテリーを持っていても、フライト中に充電できない。1個ずつ充電する必要がある等、、
こんなとき、オプションNE4210902(別売)がお勧めです。2個同時充電が可能ですし、当然、フライト中にも充電ができます。

オプションの充電器

リポバッテリーの充電ができるとヘリコプタの機体の下にあるバッテリーソケットにバッテリーを挿入します。

バッテリーソケットの説明


バッテリーはしっかり挿入します。挿入があまくないかよく確認してください。

下の写真はヘリを下から見たところです。ヘリの下部にバッテリー装着用のソケットがあります。

バッテリー装着の説明


LEDが点灯、スケール感、満点です。スケールヘリが好きな人にはたまらないと思います。


さて、いよいよフライトです。

次に紹介する項目はフライトデザインのスタッフが行ったテストフライトの様子です。
※製品には個体差があります。お客様の機体が下記内容と一致するとは限りません。
離陸ポイントの床は平らなところを選んでください。種類にもよるかと思いますが、じゅうたんなどの上だと不安定です。
できるだけ平らな場所が良いです。フローリングの床などがベストです。或いは、テーブルの上等も良いかもしれません。

ヒューズSXのフライトポジション

フライトさせる時、最低限のトリム調整が必要です。
フライトの第一ステップとしてトリムによる微調整を行います。
ラジコンヘリコプター入門(電動ヘリコプター編)でも紹介しているトリム調整を参考にしてください。
大きなヘリも小さなヘリも原理は同じです。

さて、トリムの調整です。(フライトデザインでの調整の様子です)
調整せずに飛ばそうとすると、機体がぐるぐる回ります。
ラダー(左右)の調整が必要です。機体が回らないようにトリムを右に動かし、左に動かし、様子を見ます。結局、トリムを左に動かし調整完了。
今度は機体の前後の傾きです、機体を持ち上げようとすると、後ろが沈みます。
まえに機体が傾くように調整。これで、大体の調整ができました。

トリムの調整


さて、調整ができたところで、フライトです。



左右の傾き調整は上写真のトリムで調整します。

小さな機体ですので、狭い室内でも十分飛ばすことができました。
小さなプラモデルが飛んでいるような様子に、ついつい見とれてしまいました。


動画のヒューズSXのフライトに使用したスペースは2畳〜3畳程度のスペースです。


フライト終了
フライトが終わったら必ずリポバッテリーをヘリの機体から外してください。

アップグレードを試してみよう!

ノーマルフライトに満足したら、次にアップグレードパーツが気になります。
見た目もカッコよくなりますし、性能アップが期待できます。

ヒューズSXアップグレードパーツ

上写真はフライトデザインで販売しているアップグレードパーツです。

今回はヒューズSXをアップグレードパーツでフル装備する様子をご紹介いたします。
※パーツはソロマックのアップグレードを目的に設計されたものですのでご注意してください。
ヒューズSXで問題なくご使用できるパーツはヒューズSXのアップグレードパーツのカテゴリーにいれております。
その他のパーツも条件はございますが利用可能です。詳しくは後述制限事項を参照してください。

ヒューズSXをアップグレードする部品を揃え交換作業開始です。
作業には細かい部品が多いので、パレットなどの部品を入れる入れ物を用意したほうがよいと思います。
いきなり机の上に部品を広げると部品をなくして大騒ぎ、なんてことになりかねません。
部品が小さいのでなくすと探すのが大変ですので十分注意しましょう。

パーツ入れ

外したパーツはふた付きのケースに入れると何かと便利です。
上記のようなケースを使うと途中で作業の中断するときなど、ふたをしておけば部品をなくすことはありません。
集中して作業ができない時などに大変便利です。

1 先ず、最初にヘッドを外します

ヒューズSXのヘッド構造は上からスタビライザーバー、ローターブレード、スワッシュプレートと並んでいます。

1-1 スタビライザーバーとローターブレードの間のリンケージロッドを2個外します

スタビライザーバーのリンケージロッド

リンケージは爪で引っ掛けて外すと簡単に外せます。
スタビライザーバーのリンケージロッドを2個外します。

ロッドを外した状態 外したリンケージロッド
ロッドを外した状態 外したリンケージロッド
ロッドエンドの向きにご注意してください。
上写真の右がジョイントボール差込側です。

1-2 ローターブレードとスワッシュプレートの間のリンケージロッドを2個外します

リンケージロッド

黄色で囲んだところにあるリンケージロッドを外します。
真ん中にガイドピンが通るようになった形のリンケージロッドです。

ロッドを外した状態 外したリンケージロッド
ロッドを外した状態 外したリンケージロッド
ロッドエンドの向きにご注意してください。
上写真の右がジョイントボール差込側です。

1-3 ローターブレードを外します

ブレードのねじ

メインブレードを外すためには黄色で囲んだところにあるねじを外す必要があります。

ローターブレードを外した状態 外したローターブレード
ローターブレードを外した状態 外したローターブレード

1-4 スタビライザーバーを外します

スタビライザーバーは固定ピンで固定されています。
精密ドライバーなどの細い棒を使って固定ピンを押し出すように外します。
押し出し時、指など怪我をしないように注意してください。

固定ピンを押し1 固定ピンを押し2
精密ドライバーなどの細い棒で、
固定ピンを押し出します。
固定ピンを押し出して取り外す
即席の作業台 固定ピンを押し3
力が要るようなら、
写真のように台を作り作業します。
台の上にヘッドを載せて、
固定ピンを押し出します。
このときドライバーの握りの部分を
軽く木槌等でたたきます。


パーツを取り外した状態
スタビライザーバー、ローターブレードを取り外した状態

※スタビライザーバーを外す作業はヘッドを取り外してから行ってもかまいません。
ヘッドを取り外してから、スタビライザーバーを外す方が取り回しが楽に行えます。

2 スケールボディーを外します

次はスケールボディーを外したいと思います。
ボディーは数箇所ネジ止めされている他、接着されているところもあるので注意してください。
ねじの位置は左右で若干異なります。

左側面のねじの位置

ねじの位置1 ねじの位置2 ねじの位置3 ねじの位置4
ボディー下の前方 ボディー側面の上 ボディー側面の後方 テール

右側面のねじの位置

ねじの位置5 ねじの位置6 ねじの位置7 ねじの位置8
ボディー下の前方 ボディー側面の上 ボディー側面の後方 ボディー下の後方

ねじを全て外すと、残りは接着面を外します。
無理に外そうとしてボディーを壊さないようにしましょう。

カッターで接着面を外す カッターで接着面を外す2

カッター等を使用して接着面を丁寧に外します。
この時、カッターの歯を入れすぎて中の基盤やコード類を傷つけないように注意してください。
窓の部分は中が見えるので、中を確認しながら作業しましょう。 

片側を取り外した状態

片側を取り外した状態(何だか、分解模型みたいです)


反対側のボディーも外します。
ボディーを外した状態
ボディーを外すとフレームのみの姿に、、
すっきりした作りです。


3 各パーツを外します

次はヘッドから順番に各パーツを外したいと思います。
ヘッドから順にパーツを外します。

3-1 ヘッドを外す

ヘッドは2つのねじで固定されています。2つのねじを外すことで簡単に外せます。

ヘッド ヘッド2
固定されているヘッド 外したヘッド

3-2 スワッシュプレートを外す

ヘッドを外すと、スワッシュプレートは簡単に外せる仕組みになっています。
スワッシュプレートを斜めにしながら持ち上げ、ガイドを通っているピンを外します。
後は、そのままスライドすることで簡単に外せます。

スワッシュプレート スワッシュプレート2
ガイドにピンが通っています 外したワッシュプレート

3-3 メインシャフト・カーラーを外す

メインシャフト・カーラーは一つのねじで固定されています。
ねじを外すことで簡単に外せます。

メインシャフト・カーラー メインシャフト・カーラー2
固定されているカーラー 外したカーラー

3-4 スワッシュガイドを外す

スワッシュガイドはフレームにはめ込まれいるだけです。
引っ張り上げることで外せます。

スワッシュガイド スワッシュガイド2
スワッシュガイド スワッシュガイドを外す
スワッシュガイド3
外したスワッシュガイド


4 アップグレードパーツの取り付け

次はいよいよアップグレードパーツの取り付けです。
アップグレードパーツの取り付けはパーツを外した順の逆の手順で行います。

取り付けの注意点:
ねじ等を取り付ける場合は必ずネジロック剤(ねじのゆるみ防止剤)を使いましょう。
ステックタイプのロックタイト248、液体タイプのロックタイト242がお勧めです。
液体タイプのロックタイト242はフライトデザインで販売しております 

ロックタイト248 ロックタイト248 拡大
上写真はステックタイプのロックタイト248

ロックタイト242

ロックタイト242 拡大

上写真は液体タイプのロックタイト242

4-1 スワッシュガイドの取り付け

スワッシュガイドは溝に合わせてはめ込むだけです。
がたつきがある場合は接着剤等で固定するほうがよいかもしれません。

メタル・スワッシュガイド スワッシュガイドの取り付け
スワッシュガイド スワッシュガイドの取り付け

4-2 メインシャフト・カーラーの取り付け

カーラーの取り付けはねじにより固定します。
ねじの取り付けには必ずネジロック剤(ねじのゆるみ防止剤)を使用してください。

 メインシャフト・カーラー メインシャフト・カーラーの取り付け
メインシャフト・カーラー メインシャフト・カーラーの取り付け

メインシャフト・カーラーの取り付け2

 

ねじはしっかり最後まで入れます。

 

※ねじが通りにくい場合はメインシャフト(マスト)のねじ穴をキリなどを使用して軽く広げます。

4-3 スワッシュプレートの取り付け

ガイドにピンを通し、後はリンケージをします。

 スワッシュプレート スワッシュプレートの取り付け
スワッシュプレート スワッシュプレートの取り付け

このスワッシュプレートは標準品と比較し大変精度の高い作りになっております。
標準品のスワッシュプレートは傾斜を支持する中央のボールを省略した設計になっておりますが、
このメタル・スワッシュプレートでは一般的なラジコンヘリで広く採用されている機構を
そのままダウンスケールした本格設計になっております。


4-4 ヘッドの取り付け

4-4-1 ヘッドの取り付け(V1)

ヘッドは最初に、組み立てる必要があります。
付属のシャフト(スピンドルシャフト)とダンパー、下写真には写っていませんがワッシャーを
説明書に書かれている手順に従って装着します。
このヘッド構造は一般的なラジコンヘリで広く採用されている左右に貫通したスピンドルシャフトとそれを支持する二つのゴムダンパーを使用した本格設計になっております。
この機構を採用することでローターの回転による不要な微振動を軽減させ飛行を安定させる効果があります。

ヘッドのパーツ 組み立てたヘッド
ヘッドのパーツ 組み立てたヘッド

次に、この状態で、スタビライザーバーを取り付けます。

スタビライザーバー スタビライザーバーの取り付け
スタビライザーバーのパーツ スタビライザーバーの取り付け
※スタビライザーバーの取り付け方向に
注意してください。ジョイントボールは
上写真の方向になるようにします。
固定ピンを通します ヘッドを固定
固定ピンを通します 最後にヘッドを固定して完了

全てのパーツの取り付けが終わると、後はリンケージをして完了です。

4-4-2 ヘッドの取り付け(V2)

ヘッドは新タイプのV2ヘッドを装着します。

ヘッドのパーツ シャフトとダンパーを装着1
ヘッドのパーツ
シャフトとダンパーを装着 ブレードを装着
シャフトとダンパーを装着 ブレードを装着

完成

組みあがりは上記の写真のようになります。
ヒューズSX(HUGHES SX)にも問題なく装着できます。

リンケージには標準のロッドを使用します。

※リンケージするときロッドの真ん中に力を入れすぎてロッドを壊さないようにしましょう。
下写真は失敗例です。黄色で囲んだところが見事に折れてしまいました。
壊れたロッド

4-5 リンケージ、部品の選び方


リンケージの仕方や使うパーツによりフライトの印象がずいぶん変わります。

4-5-1V1ヘッドとV2ヘッドの違い
V1ヘッド V2ヘッド
V1ヘッド V2ヘッド

新タイプV2ヘッドのデザインは標準のリンケージを使用する形になっています。
操作性では従来のV1ヘッドに比べV2ヘッドのほうが機敏に反応します。
マイルドな操作性が好みの場合はV1ヘッドのほうをお勧めします。
(V1ヘッドの方が操作しやすいです。)
V1ヘッド:マイルドな操作性
V2ヘッド:機敏な操作性

4-5-2スタビライザーのウエイト

製品の詳細でも説明されていますが、スタビライザーのウエイトでずいぶんフライトの印象が変わります。

スタビライザーのウエイト
@ラージ
安定したフライトに調整したい場合はラージを選択します。
Aスモール
機敏なフライトに調整したい場合はスモールを選択します。

スタビライザーのウエイト3種類

Bミドル
さらに微調整をしたい場合はオプションのウエイト(FD-XT-XNE006-B)が用意されています。
お好みで調整してください。

4-5-3スワッシュプレートのリンケージ

スワッシュプレートのリンケージ位置ですが、@幅の狭い側とA幅の広い側の2種類あります。

スワッシュプレート
@幅の狭い側:マイルドな操作性
マイルドな操作性が好みの場合は幅の狭い側を使います。
(こちらの設定の方が操作しやすくなります。)
A幅の広い側:機敏な操作性
機敏な操作性が好みの場合は幅の広い側を使用します。

4-6 リンケージの動作確認と調整

リンケージの動きが渋い場合どのようにするのかを紹介します。
内径が大きいロッドエンドの場合はユニバーサルリンクトリマー等の工具を使えば作業は簡単です。
しかし、ヒューズSXやブレードmSRのようなマイクロヘリで使われるロッドエンドの内径は非常に小さいく専用工具も見当たりません。

このような(リンクトリマー等の工具を使わない)場合は通常、渋みを解消する為にラジオペンチ等でロッドエンドを挟み内径を広げます。
(ロッドエンドの樹脂の部分を押しつぶすことにより、内径が広がります)
※この方法はジョイントボールが金属製の場合にのみ有効な方法になります。

作業例1) 作業例2)
ロッドエンドを押しつぶし作業1 ロッドエンドを押しつぶし作業2

ロッドエンドの周りを加減しながら挟みます。
ロッドエンドを押しつぶして内径を広げるイメージで作業します。
あまりやりすぎるとゆるくなりすぎるので、適切なところで作業を終了します。

上写真のように組み込んでからの作業は非常に大変です。
組み込み前に行うことをお勧めします。

また作業を簡単にする便利な工具を紹介します。
金属パーツを使った加工だと、作業がしにくいばかりかちょっとしたミスでパーツを傷つけたりすることがあります。
これらの問題を解消するため、後記の工具が有効だと思いますので一度試してみてください。

マイクロヘリ用専用工具1 ドリルの刃を固定するピンバイスとジョイントボールを用意します。
このジョイントボールはフライトデザインで販売されているアルミ製ジョイントボール(型番:FD-MH-MSR021)です。
ブレードmSR用のものですが、流用可能です。
ピンバイスは1mm程度のドリルの刃が挟めるものであれば使用可能です。
マイクロヘリ用専用工具 拡大 左写真は拡大したところです。
マイクロヘリ用専用工具3 左写真のようにピンバイスとアルミ製ジョイントボールを組み合わせると、ちょっとした専用工具に早代わりします。
マイクロヘリ用専用工具4 加工したいリンケージロッドを左写真の様に挿入して作業開始。
マイクロヘリ用専用工具5 あとはペンチで押しつぶすように周りを挟んで内径を広げる作業です。
これだと作業が簡単にできます。

4-7 リンケージをアップグレード


金属製ミキサーアーム

標準のリンケージ部品のミキサーアームを金属パーツに交換します。
上写真はエクストリーム製の金属製ミキサーアームになります。

金属製ミキサーアームの装着


上写真はミキサーアームを装着したところです。
金属製ミキサーアームはプラスチック部品に比べ余分なガタが少なくフライトの安定性が向上します。

元々装着していた標準部品が複数回のフライトで幾分ガタが出ていたのかもしれませんが、
金属製ミキサーアームに交換し実際にフライトして確認すると予想以上に安定性が向上しました。

金属製ミキサーアームはプラスチック部品に比べ耐久性もありますので、リンケージ交換の際には
お勧めのアップグレードだと思います。

4-8 ローターブレードをドレスアップ


メインローターブレード


エクストリームから4種類のメインローターブレードが販売されています。
形状は全て同じで、白をベースにしたものと黒をベースにたものがあります。
また、模様はヘキサ模様とリボン模様の2種類があります。
上写真は黒ベースのヘキサ模様です。
※白ベースのブレードは販売を終了しました。

内容確認

内容はブレード1セット、ブレード固定ねじ4本、シール1つです。

ブレードの先端部分

上写真を見れば分かりますが、特徴はブレードの先端部分を上に曲げています。

標準のブレードとの比較

上写真は標準のブレードとの比較です。

先端部分の曲げは揚力を効率的に伝えるためのものです。
また、プリントされた模様はデザインの他に、フライト中のローター面が分かりやすくなり姿勢把握しやすくなるメリットもあります。

ブレードの装着


上写真は装着したところです。
見た目は標準品に比べ質感がよくなりました。
ベースの黒色も標準品と比べつや消しのためか落ち着いた感じがします。


5 制限事項

各部品の制限事項を紹介します。
ヒューズSXにソロマック用のアップグレードを使用する場合、下記の制限事項をご理解の上、お願いします。
※下記にご紹介する製品は制限事項からヒューズSXのカテゴリーには入れておりません。
ご購入をご検討の方はSolo Maxx Vのカテゴリーのアップグレードパーツをご覧ください。

5-1スワッシュガイドの制限事項

スワッシュガイドの幅の説明 スワッシュガイドのガイド下部の幅に関して
スワッシュガイドの幅の説明2 標準品に比べ若干、幅が広くなっています。
そのため、ガイド下部がボディーに接触します。
(動作には影響ありません。)
スワッシュガイドの幅の説明3 上から見たところです。


ボディーの図で示している部分が接触しています。
スワッシュガイドの幅の説明4 外見は問題ありませんが、
黄色の丸で囲んでいるあたりが接触しています。


5-2スワッシュプレートの制限事項

スワッシュプレート スワッシュプレートのアーム部分の厚みに関して
スワッシュプレートの説明2 標準品に比べ若干、厚みがあります。
エルロン、エレベーターの舵を最大にした時、
スワッシュプレートのアーム部分がボディーに接触します。
通常のフライトでは問題ないレベルです。

気になる方はボディーを加工してください。

6 プチ改造(改良)?

ここで紹介する内容は全てフライトデザインのテスト機体を元にしたものです。
全ての機体がここで紹介する内容と一致しているわけではございません。
お客様の機体調整の参考に提供している情報です。

離陸時、機体が後ろに傾き、テールが床に接触することがよくあります。
バランスが悪いのでしょうか?そこで、離陸時に重心を前方にするためスキッドの角度をかえてみます。

スキッド調整前 スキッド調整後
なにもしていない状態 後ろを持ち上げてみる

スキッド調整の位置

上写真の黄色で囲んだ部分の幅を広げることでテールが持ち上がります。
スキッドとフレームの幅を確保のため、収縮チューブやシリコンチューブをスキッドとフレームの間に入れます。

加工後の様子

上写真は収縮チューブをスキッドとフレームの間に入れ幅を確保しています。

加工後の全体の様子

加工後の状態、重心が前方に移動して以前より座りが安定したように思います。

ボディーの装着確認

ボディーが問題なく装着できるか確認します。
ボディーの装着は特に問題はないようです。

ボディーの装着完了

ボディーの装着完了。
フライトしてみた感想ですが、以前よりずいぶん離陸が容易になりました。

ウエイトによる調整

テストフライトを繰り返しているうちホバリング時、機体が前後によくふらつく現象が発生していることに気が付きました。

バランスが悪いのでしょうか?
考えられる原因は通常
1)ブレードバランス
2)スタビライザーバランス
3)機体のバランス
が考えられます。
1)、2)は特に問題ないようでしたので、機体のバランスを見ることにしました。

機体を安定させるためウエイトを入れてみます。
機体のあちらこちらにウエイトを入れ実際にフライトさせ様子を見ます。
数回のフライトでテール部分にウエイトを入れると飛行が安定することが分かりました。
全ての機体が同じとは限りませんが、機体がふらつく現象がある場合にウエイトによる調整が有効だと思われます。
何処がおかしいのか?挿絵

実際に試そう!挿絵

実験結果を元に、調整開始です。

機体のふらつき解消のためテール部分にウエイトを入れて調整します。
※機体は安定するのですが、重くなることにより飛行時間が短くなると言う欠点があります。

ウエイトの装着1 ウエイトの装着2
はんだをウエイト代わりにテールに
巻きつけ、適当な長さでカットします。
上写真はウエイトを巻きつけた状態です。

ウエイトの装着位置の説明

上写真テールの点線の範囲にちょうど良い具合にウエイトを入れるだけの隙間があります。
このスペースを利用すると外見を損なわずウエイトを付けることができます。

ウエイト調整のコツですが、最初はウエイトを多くしてフライトさせ、
様子を見ながら減らしていくとよいと思います。

外見

上写真はウエイト装着後の状態です。外見はウエイト装着前と変化ありません。

フライトしてみた感想ですが、このウエイトによりふらふらした感じが改善されました。

7 スケール感を演出

さて、ヒューズSXの魅力はただ単に飛ばすだけでなく、スケールヘリならではのスケール感を味合う楽しみもあります。
機体に手を加えて、オリジナル?ヒューズSXを楽しんで見るのはいかがですか?

下写真はフライトデザインでヒューズSXを購入いただいたお客様である葛城さんの作品です。
あまりにも出来がよいので、欲しいと声が出たほどです。
それもそのはず、葛城さんの趣味はソリッドモデル(※1)の作成です。
写真では上手く表現できていませんが、実物は塗装の光沢もあり大変綺麗な仕上がりです。
皆様も、オリジナル・ヒューズSX作りの参考にされてみてはいかがでしょうか?

※1 ソリッドモデル:
主に航空機を木材などの素材を使い、設計から組み立てまで全てハンドメイドで行う模型です。
ソリッドモデルの実物を拝見挿せていただきましたが、
緻密なデイテールや見えない細部までこだわった作りは模型とは思えないほどリアルなものでした。

U.S.ARMY仕様ヒューズsx 1

外装はU.S.ARMY仕様に変更、
ベースは白のヒューズSXのボディーにプラサフで下地を作りプラカラーで塗装。
細かいデテールは実機の写真を参考に手を加えたそうです。
U.S.ARMY仕様ヒューズsx 2

両側面にはロケットラウンチャー?が付けられています。
これは手作りだそうです。前から見る(下写真を参照)と分かるのですが細かいミサイル発射口もリアルに再現されています。
スキッドは背を低くしアルミの棒をつけています。これでより、リアルにカッコよく仕上がっています。

U.S.ARMY仕様ヒューズsx 前 前方からみた様子
元々前の下部にあったLEDは外され、
後ろ上部に青と赤が交互に光るLEDが配置されています。

細かなところも、1手間加えることで、よりスケール感が増し、
見ていて楽しくなります。

見た目だけでなく、飛行に影響しないように各部品も軽く作成されいます。

U.S.ARMY仕様ヒューズsx 左 U.S.ARMY仕様ヒューズsx 右
左側面 右側面
U.S.ARMY仕様ヒューズsx LED青 U.S.ARMY仕様ヒューズsx LED赤
LEDが青く点灯 LEDが赤く点灯


ディスプレーをカッコよくしたい!
でも、なかなかここまで自作するのは難しいです。
そこで、無理言って数量限定ながら、スキッドを作ってもらうことにしました。
ご希望の方は、オリジナルパーツのヒューズSX・ハンドメイド・スキッドをご覧ください。
※本製品は販売を終了しました。

 

スタビライザーをカッコよく自作


スタビライザーのウエイトをブレードタイプに変更して見た目もカッコよくしたい。
次に紹介するのはフライト性能アップと共に見た目にもこだわった自作スタビライザーです。

スタビライザー・ブレードタイプ


このスタビライザーももちろんハンドメイドです。
スタビライザーのウエイトをブレードタイプにするためアルミからの削りだしで部品を作っています。


スタビライザー説明1


スタビライザーのウエイトをブレードタイプに変更することで、見た目もカッコよく変身。
操作感も標準品に比べ俊敏さがアップしています。
また、標準よりバーの長さを短くすることで、急激な動きでバーがしなる独特の動きも軽減しています。

スタビライザーブレードを拡大 左の写真はスタビライザーブレードを拡大したものです。
このスタビライザーブレードはアルミ金属の削りだし
部品となっております。
このアルミ部品もハンドメイドと言うから驚きです。
(工作機は使っています)
スタビライザーブレードの説明

このスタビライザーブレードもオリジナルパーツで販売を開始しました。
ご希望の方は、オリジナルパーツのヒューズSX・ハンドメイド・スタビライザーをご覧ください。
※本製品は販売を終了しました。